花とゆめ連載「スキップ・ビート!」の感想&二次SS中心です。当サイトはリンクフリーです。
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★◎◇「クレイジー・ナイト」(クレパラのSSです)
2015年03月26日 (木) | 編集 |
*ごめん、結局書き直してない。



「クレイジー・ナイト」



しなやかな肢体。
目を奪われる俊敏にして流麗な動き。
そして美しくも鋭い眼光。
確かにあの野郎の言うようにこの黒豹のようだ。
俺はいまだに組員を怯えさせているカーリーを見ながら思った。
カーリーはのほほんと眠っている。
サイボーグのくせに司がいないと四六時中ダラダラとこうして寝ているようだ。しかも司がいる時は嘘のように上機嫌にじゃれつくのだから腹が立って仕方ない。
俺がいながらこいつと戯れるなんて!
と思いつつもそんなあからさまな嫉妬をすれば司に笑われるので声に出したりなどしない。
『カーリーにヤキモチなんて』
とニヤニヤされるのはごめんだ。
はあとため息ついでに煙草を手に取れば、背後に控えていた渋谷がすかさず火を着けた。
今日は煙草を吸っても止めるやつがいない。
司が傍らにいないだけでこんなに空虚な感じがするとは思わなかった。
「早く帰ってくるといいですね」
俺の考えを読んだように渋谷が言う。俺はそれに同意せず無言で新聞を広げた。



今日は司が朝来と買い物に行っている。
ついていこうとしたら下着を買うからと断固拒否された。それならなおさら選びたかったのだが、さすがにそれを朝来の前で言うのは憚られた。
俺が揉むからか司の胸は順調に育っている。片手では掴めないぐらい大きいうえ、形もよく垂れることなくぷるんと張っていて非常に好ましい。
始めの頃は真剣に嫌がっていたが、段々と恥ずかしさから嫌がっているだけになり、今では場所さえ選べば黙って身を任せている。まあさすがに真っ昼間に寝室以外でエロい触り方をすれば鉄拳制裁を喰らうが、それもただのスキンシップの一部だ。
傍にいると触り心地のいいあいつの胸を四六時中揉んでいたくなる。
それが更にあいつの胸を育てることになっている原因かもしれない。
司の胸はもうさらしだけでは隠し通せなくなってきた。あいつの兄が調整しているプロテクターも許容範囲の限界らしくかなりキツいようで、家にいる時には外して過ごしている。
組員たちの手前何も着けない訳にもいかずしぶしぶ下着を着けてはいる。
しかしあまり興味はないようで自分で買っているらしい下着は毎回同じようなスポーティーなタイプで色気がない。すぐ外すとはいえやはり服を脱がせた時の楽しみは欲しい。
どうせなら色気のあるやつにしろと俺が買った下着はハレンチ過ぎるとめったに着けてはくれない。
まあ全く着てくれない訳ではないので俺もあまり気にしてはいなかったが、どうもサイズや選び方自体が合っていないらしい。
それを朝来に指摘され今日一緒に買いに行くことになったのだ。
朝来がついているからあまり妙なのは選んでこないだろう。
いつも司が選ぶのは色気のない白やボーダーばかりだから赤や黒、紐…もいいかもしれない。
ドレスを着せた時に合わせた下着は紫のレースだったがあれも中々よかった。深い紫が何ともセクシーでレースの透け感が際どい部分ギリギリまであって脱がせた時はかなり興奮した。
一体どんな下着を買ってくるのか。
それからどうやって脱がせるか。
帰ってくるのが楽しみだ。
ニヤリと笑った俺に渋谷が一瞬固まったが、何事もなかったように灰皿を片しにいった。



夕方になって司はようやく帰ってきた。
司が敷地に入ったとたんむくりと起き上がり玄関に向かっていったカーリー。いつものようにひとしきりじゃれてくるだろうなと思ったら珍しいことにすぐに入ってきた。
かなり買い込んだらしい荷物の音に振り向いて思わず息をのんだ。
しばらくじっと見てからようやく言葉が出た。
「その服はどうした?」
今日は下着を買うから女装…最近は家にいる時はほぼそうさせている…していたのだが出掛けた時とは違うかなり色っぽい格好をしている。
肩を出し胸が見えか見えないぐらいギリギリまで深く切り込んだネックライン、ボディーラインを強調するデザインのカクテルドレスは司によく似合っている。メイクもアップにした髪の毛もそれに合わせたものになっていていつも以上に俺を魅了した。
「それがさ、朝来が服も見ようって言い出して…似合わないか?」
俺をうかがうような上目遣いの瞳に思わず息を呑む。
「………出掛けるぞ」
「へ?」
「は?」
司と渋谷が同時に声をあげる。
「その格好のままでいいから荷物置いてさっさと準備しろ」
「な、なんなんだよ、一体…」
文句を言いながらも司は素直に自分の部屋に向かった。
「さ、三代目、今日は緑竜会との会合が…」
「キャンセルしろ。あとすぐにロイヤルホテルのエグゼクティブスイートを予約しろ」
「そっ!は…わかりました」
何か言いたそうにしながらも渋谷は頷いて部屋を出ていった。
俺もそれなりの準備をするか…。
あいつのドレスに合わせてワインレッドのネクタイと着け胸元にも同じ色のハンカチを入れる。
普段はしない香水を首筋と手首に少しつけた。
その状態で待っていると司はすぐにやってきた。
戻ってきた司はドレスと同じワインレッドのクラッチバックを持っていた。
「それも買ったのか?」
「いや、ドレス買ったら似合うからって店の人がくれた」
「靴は?」
「靴は朝来と店の人が色々選んできた」
着せ替え人形状態で疲れたと司は言って笑った。それでも最後まで付き合ったのだろう。
俺と一緒の時は終始文句を言って途中で切り上げるくせに相変わらず女には甘い。
「三代目、車の準備が出来ました」
「よし、行くか」
「どこに?」
「デートだ」
「…………………は?」
呆けた表情の司を引っ張り車に乗せまずは埠頭に向かった。
「なんで急にデートなんだよ!」
「昼間は朝来に付き合ったんだから夜は俺に付き合え」
「なんだよそれ…」
ブツブツ文句を言いつつも隣で暗い海に浮かぶ街灯りを見ている。司の瞳に映るその光が綺麗で更に俺を魅了する。
海風がほんの少し伸びた司の髪を靡かせる。初秋とはいえやはり夜は少し肌寒い。
「寒くないか?」
「ちょっとだけ」
そう言ったので後ろから抱き締めてやる。
「こうすりゃあったかいだろ」
「そこまで寒くねえよ」
そう言いつつも離れようともせず胸に体を預けたままじっとしている。
「司」
「ん?」
振り向いた所で不意打ちに口付ける。
いきなり何するんだと殴られるかと思ったが
「…………………バカ」
と視線をそらし顔も耳を真っ赤にさせてぽつりと言っただけだった。
それが可愛かったので顎を持ち上げて今度は深く唇を合わせる。爪先立ちにさせた司の体を片腕で支え少し強引な態勢で舌を捩じ込み息つく隙を与えないよう貪った。
司の体から力が抜けたのを見計らって唇を離せばガクンと膝から崩れ落ちそうになっている。もちろん片腕で支えているからそんなことにはならないが。
「このドスケベ!エロじじい!変態!」
息を整えてから司はキッと俺を睨みつけ罵った。そんな涙で潤んだ目で見られても色っぽいだけだ。
「今さらだろ?」
ニヤリと笑えば司は鳩尾を殴ってスタスタと先に車に戻ってしまった。
やりすぎたか…。
さすがに痛いなと殴られた箇所を押さえつつ車に向かう。
「大丈夫ですか?」
「ああ。大したことない」
「加減すりゃいいのに。照れ隠しも暴力だと三代目も大変ですね」
「加減はされてるさ。本気でやられたら起き上がれない」
心配する渋谷に言えば
「それもそうですね」
とあっさり言われてしまった。
実は以前そんなことがあったのだ。
司に殴り倒され昏倒していた所を渋谷に起こされた時の羞恥心は忘れようもない。
「そろそろ予約した食事の時間ですが」
「ああ。向かってくれ」
そう指示して車に乗り込めば司は膨れっ面のままそっぽを向いている。
「そんなブスくれた顔してたら綺麗な格好が台無しだぞ」
「誰のせいだと思ってんだよ!」
「…悪かった。お詫びに今日は好きなだけ食べていいぞ」
「そ、そんなことじゃごまかされないからな!」
と言いつつも嬉しそうだ。単純だな。
ホテルに到着すると司は目を見開いて呆気にとられていた。
一応エスコートするように腕を組んだがロビーに入ったとたんするりと離れて勝手に歩き出す。
「ここメチャメチャ高いとこじゃねえか!」
そして興味津々そわそわしながらあちこちに視線を泳がせる。
「おい。せっかく綺麗な格好してるんだ。ガキみたいキョロキョロするな」
ドレスで美しく着飾っていてもこれでは台無しだ。
「だって貧乏人の俺には縁遠いとこなんだぞ!お前の仕事以外でこんなとこ二度と来れねえよ」
「こういうとこが好きならいくらでも連れて来てやる」
ホテルくらいでこいつを釣れるなら容易いものだ。
「別に好きな訳じゃねえよ。ただ物珍しいだけだ」
案の定これだ。
ほんとに一筋縄ではいかない。
「とにかくさっさと部屋に行くぞ」
「部屋?そんなもん取ったのか?」
「黙ってついてこい」
色気もそっけもないが司相手にそんなものを求めるだけ無駄だ。色っぽい雰囲気なんて…その時まで全くない。
専用のエレベーターで最上階へ向かえば、司は落ち着かない様子で大人しく俺の腕に掴まっている。
「そんなにビクビクしなくても誰もお前が貧乏だからって捕らえたりしない」
「ちっ!ちげえよ!ここの床柔らか過ぎてこの靴じゃ歩きにづれえんだよ!」
真っ赤になって俺のからかいに反論し腕をつねってきた。
そんな言い訳も少し可愛いと思うのは惚れた欲目だろうか。
部屋に着くと全面ガラス張りの窓からは煌々と灯りの点る夜景が見えた。
「すっげ―――っ!」
夜景に向かって一直線に走っていく司にガキみたいだとくすりと笑いがこぼれる。窓に張り付いてキラキラと目を輝かす司はガキそのものだ。
嬉しそうな様子に連れて来てよかったと思う。
組の中ではこうもいかない。
たまにはこういうのもいいか。
そう思っていると間もなくシャンパンと食事のメニューが用意された。
「司、食事にするぞ。何がいいんだ?好きなだけ食え」
「いいのか?高いんだろ…ここ」
おずおずと聞くのが可笑しい。
「俺を誰だと思ってる?」
ニヤリと不敵に笑ってみせれば
「イヤなやつ!」
と司は嬉しそうな顔で寄ってきた。
「お前が困るぐらいに高いの、ガンガン食ってやる」
そう言いながらメニュー画面を操作していく。
「お前は何食べる?酒だけとかは許さないからな!」
「当たり前だ。お前と同じでいい」
「わかった。あ、でもこのシャンパンはちょっと呑んでみてえかも」
鬼の風紀委員とは思えぬ言葉に驚いた。よほど楽しいようだ。
「お前はちょっとでもすぐ酔うだろうが。弱いんだから呑むな!」
「えーっ!!」
つまんねえのと膨れるがまあ仕方ないかとすぐに諦めた。そして俺からもシャンパングラスを取り上げた。
雰囲気作りのためにせっかく注いでやったが呑まれたら困る。何しろ一口で酔い寝てしまうからだ。
そうこうしていると自動トレーから食事が次々と出てきた。
「うんまそう!いっただっきまーす!!」
がつがつと食べる司に色気がないと呆れつつも司らしくていいかと笑ってしまう。
「お前…ちゃんと噛んで食えよ」
「いいだろ。何でも。それよりお前も食ったら」
手をつけていない俺の皿をちらりと見ただけでまた料理に視線を戻し頬張り続ける。ちょっとは俺の方を見ろ。
「お前が食わせてくれんなら食べてやってもいい」
「…ばっ!ばっかじゃねえの!調子にのるな!」
顔を真っ赤にさせた司は口だけでなく手も速い。のるな!と同時な頬を殴られた。
予想通りの反応なのでダメージはない。
しょうがなく自分で食べようとナイフに手を伸ばせば目の前にずいっと何か出された。
「ほら、食えば?」
司が仏頂面のままフォークに突き刺した肉を口の前に差し出してくれている。
「あーんは?」
「誰がやるかよ、馬鹿!」
ふんとそっぽを向いた司の顔が赤い。
差し出された手を握って肉を口にしそのまま指先をペロリと舐めた。
「…………………………にゃっ!にゃにすんだよ!」
湯気が出そうなほど真っ赤になった司がフォークを置いて殴りかかろうと立ち上がる。
「なんだ?今度はお前も食べさせてやるぞ」
にやりと笑えばムムムと口を曲げて司は黙りこんだ。
「いらねえよ!この変態!スケベ!エロ親父!」
「それは期待してるのか?なんなら今すぐなってやってもいいぞ」
司が苦手としている笑いを浮かべれば司には窓辺までざざざと逃げていった。
「くくく…冗談だ。さっさと食え」
食べたらその後俺がお前を食べさせてもらうかな。じっくりゆっくりと。
そのドレスを脱がすのも楽しみだ。
夜のお楽しみに思いをはせ食事を再開した司をじっと見ていた。



おしまい。



【あとがきという名の言い訳】
ほんっとごめん。毎回ごめん。めっさ遅れておきながらこんなんで。全然いちゃらぶしてへんし。私的には司に「エロ親父」と竜二を罵倒して貰えて満足(笑)。


>ぴよぴよママ様からいただいたバースデープレゼントSSです。「クレパラ」のいちゃらぶした竜二×司をリクエストしたらいただきました。十分いちゃらぶしてますよ!あとカーリーに嫉妬する竜二が可愛いです。

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