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★◎「Honey」
2015年03月07日 (土) | 編集 |
「Honey」





可愛い、カワイイ、かわいい。

愛しい我が恋人。

なんであんなに可愛いのか。

好きだと自覚して告白するまで数年。

ちなみにそれから付き合い始めるまでまた数カ月。

キスまでまた一年。

セックスするまでまた一年。

よく我慢した。

あんなカワイイ生き物を前によく我慢できた。

今は愛しさに歯止めがつかず、会えば彼女を放すことができない。

欝陶しいなんて思われてたらどうしよう。

彼女に嫌われたら今度こそ生きていけない。

想像するだけで息が出来ないくらい苦しい。

一人でいるとなぜかマイナス思考に陥ってしまう。

これ以上へこまないように携帯の待受画面を見る。

愛しい彼女がスヤスヤと眠っている姿を撮ったものだ。

始めはもう少し色っぽい写真にしていたのだが、残念なことに彼女に消去されてしまった。

元データはパソコンにあるのでそれほど困らなかったし、確かに彼女の言うように、万が一誰かに見られたら嫉妬でおかしくなりそうなのでそのままにしておいた。

ちなみに彼女の携帯は会社からの支給品なので俺の写真は一切入っていない。

私用(もちろん俺だけのため)に買おうと言ったら、いらないと即答された。

未だ携帯に慣れない彼女には携帯二台持ちは高等技術らしい。

彼女のことを思い出していたらちょうど彼女からメールが入った。

『今日は遅くなります。先にご飯食べて寝て下さい。ちゃんとあっためて食べて下さいね!』

最近こんなことはがりだ。

昔は俺の方が遅くなることばかりで彼女には先に寝てもらっていた。

けれど今や日本を代表する女優になった彼女は俺より多忙だ。

俺より遅いのは当たり前。日付が変わる前に帰ってきたことなんて果たしてあるのか。

休みなんて二年ぐらいない。

「もっとラブラブしたいよー、キョーコ!」

「何馬鹿なこと言ってんだよ!この馬鹿者!」

いつも通り『ちゃんと食べるから君は無理しないように早く帰っておいで 』と返信して、叫んだ俺の頭を社さんが手帳で殴った。

「馬鹿、馬鹿言わないで下さいよ」

「馬鹿を馬鹿と言わずなんと呼ぶ!」

相変わらずひどい人だ。

とは思いつつ、付き合う前から今もこの人には色々協力してもらっているのであまり口答えできない。

「今日もキョーコは遅いみたいなんですよ……」

「当たり前だ。今キョーコちゃんレギュラー何本抱えてると思ってるんだ。愚痴る暇があるならお前の仕事もっと増やしてもいいんだぞ!」

「うっ……」

そう返されると弱い。

はっきり言って俺も今以上仕事を増やされるとキツイ。

体力的にも精神的にも。

帰ってきた彼女との僅かな接触が今の俺を支えていると言っても過言ではない。

それがなくなれば……。

「いやだー。キョーコ」

「あのな、これ以上彼女の名前を控室で連呼するのはやめろ!あらぬ噂をたてられるのは嫌だろ?」

「それはそうですけど……」

ちなみに彼女との中は事務所も公認でマスコミにも付き合い出した時点で発表している。

同棲をしたのはそのすぐ後だ。

「忙しいキョーコちゃんをこれ以上煩わすなよ」

社さんに釘をさされ俺はまたへこんだ。

彼女を煩わせるつもりなんてない。

ただ寂しいのだ。

会いたい。アイタイ。あいたい。

「子供作ろうかな……」

「この愚か者!」

「痛いですよ、社さん」

今度はグーだったのでかなり痛い。

「お前、サイテーだぞ!!!彼女の仕事馬鹿にしてんのか!!ていうか今、全世界の女性を敵に回したぞ!しかもまだプロポーズもしてないんじゃないのか!」

社さんに責められ反省した。

確かにプロポーズもまだだった。

しかも二人の大事なことを寂しいあまり不容易なことを言ってしまった。

「社さん、今の発言は忘れて下さい」

「わかってるよ。俺もお前が本気で言ったんじゃないってわかってるから」

けれど本当にそろそろ考えてみるのもいいかもしれない。

結婚も子供も――。

「でもやっぱりそのためにはキョーコと二人の時間が欲しいんだよなあ」

「いちゃつく時間を削ればいいだろうが」

「うぐっ……」

「ちょっと前にキョーコちゃん言ってたぞ。『敦賀さんと話したいことがあってもすぐベタベタ触ってくるので全然話せない』って!」

「ううぅ……」

痛い所をつかれた。

そうなのだ。彼女と二人きりになるとどうしても触れたくなる。そうすると触れるだけでは満足できなくて自然と体を求めてしまう。

やっぱり全ては俺が悪いってことか?

「お前ももういい歳なんだからさ、そう高校生みたいにガツガツするなよ」

わかってはいるけど止められない。

彼女は毒だ。

甘い甘い毒。

甘い毒の匂いに誘われるともう抗えない。

彼女はハチミツ。

甘い甘いハチミツ。

甘いハチミツが俺の舌にねっとりと絡み付く。

一度あの甘い味を味わえばもう止められない。

可愛い、カワイイ、かわいい。

愛しい、イトシイ、いとしい。

俺の恋人。

俺の、俺だけのハニー。




〈あとがき〉
ご結婚おめでとうございます!!

どうかお幸せに!

ヘタ蓮というか壊れた蓮。書きながらもう蓮じゃないなあと思いつつも楽しかったので書き直しはなしの方向で!

くろねこ様と二人で話しながら、お互い、エセ蓮だよなんて言いながら書きました。

でもお祝いなのに結局踏ん切りついてなくてすみません。

ちなみに年齢は蓮27歳・キョーコ23歳のつもり。なぜなら蓮のサイテー発言は我が実兄がこの歳にはいた暴言から。我が阿呆兄の言葉を私も兄嫁も一生覚えていると思います。


>サリーちゃんが樹麒麟様へ贈った結婚祝いSSです。二人で話しながら書いたのでなんか微妙に雰囲気が似てる気がします。
私のは「butterfly」参照。
樹麒麟様よりこれもついでにUPしていいと言われたので、遠慮なく掲載させていただきました。

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