花とゆめ連載「スキップ・ビート!」の感想&二次SS中心です。当サイトはリンクフリーです。
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お久しぶりのお返事です。
2015年08月24日 (月) | 編集 |
たまっていてすみませんでした。
ここって最初はパソコンでしてたんで、いつもパスワード忘れて入れないんですよね。変えようかなあ。


さてさて大変遅くなってしまって申し訳ありませんがお返事です。


>結城ヒナ様
白衣蓮いいですよね!私も悶えました。Dr.学習能力の話は……う~ん、医者の話は書けてもこの話は難しいかもです。すみません。父親情報気になりますよね。最新号でまた新たな情報出たし、気になります。


>sanaseed様
はじめまして。こんな辺境までいらしていただきありがとうございます。ニヤニヤしていただけたなら狙い通りです。
レイノが濱田さんなのはレイノの方が可哀想なんですね(笑)。やっぱり乙姫は奏江がいいですかね。ショーが週3で通う…今言われて私も笑いました。続きは書けたら。あまり期待しないで待ってて下さいませ。


>ハス太様
お久しぶりです。お元気そうで何よりです。注射を持つ蓮…イケナイ妄想存分になさって下さい。そしてご自身で書かれたらいかがかと。私の方が楽しみにしてます。よろしくお願いします。


>霜月秋葉様
エロかったですか?まあそうですね。当時書いてたスキビじゃあ格段にエロいですはい認めます。
あのドクターは私も内科か神経内科な感じがします。霜月様は注射器よりも聴診器に燃える派なんですね。同じく私も鎮静剤を注射してほしいです(笑)。


>紅揚羽様
お久しぶりです。夏風邪はもう治られましたか?私も夏風邪というかプール熱をプールに行ってないのにもらってきてしまいました。Dr.蓮に私も刺して欲しい。考えることは一緒ですね。嬉しいです。
面白動画は結局どうなんでしょうね。私も同感です。 藤道さんより気になってきました。キョーコママとの関係、ほんと妄想してしまいます。
「願い」の続きはただいまあらすじの途中で止まってます。もうしばらくお待ち下さい。
ACT.226感想
2015年07月19日 (日) | 編集 |
昨日は興奮したので感想書けませんでした。だいぶ落ち着いてきたので思う存分書きます。

まずは扉絵からテンションMAXでした。
いやはや、鼻水の変わりに鼻血が出そうでしたよ、私←興奮しすぎ(笑)。

ちょっと冷たそうでドSそうな蓮、いや、ドクター学習能力(この時点ではこの名前わかりませんけどね)さん。しかしこの注射、めっちゃ打って欲しいです。
都合の良い妄想ばかりを見てしまう…ってこれは私のような読者のことを言われてるのよね(笑)。いやもう担当さん、ナイスあおり!

扉絵だけで興奮して疲れましたが、いざ本編へ。

先ずは蓮から社長へ報告です。蓮、夜じゃなくて朝に電話したのね。つーかこの人達はちゃんと寝たのかしら。蓮さん海外から帰って疲れてるだろうに。で、キョーコちゃんのママ突撃話を心配する社長と蓮。マリアちゃん、空気読めていい子だね。ただ、ラストのマリアちゃんの思案する顔、何か気になります。モー子さんでも呼び出すのかな。ウキウキo(^o^)o。

で、キョーコちゃんをあまりに心配する蓮さん。ほんと、あんたもうキョーコのことしか考えてないね。頭を押さえてる蓮さんに、新たな萌えを見いだしてしまいそうです。で、蓮さんのお食事動画で元気になったキョーコちゃん。顕著にそれがわかるだなんて、まあ(#^.^#)。
つーか回を追うごとにって、キョーコちゃん、蓮の動画何回見たの!?想像して笑ったわ。その隣で蓮どうしてたの。表情が変わるのわかるくらいこっそりずっと見てたの。いや~~。
あとちょっと気になったのはヤッシーも食事動画見たのかな?必死の形相って言ってるから。そして見たならまずその動画内容につっこんで!
ここで蓮さん、自分の動画とスタンプで勇気付けられているキョーコを思いだし、リックの言葉が脳裏を過ります。惚れた女に魔法云々というやつですよ。あれ?ていうかリックさんこんなんだったっけ。まあそれはおいといて。自分の愚かな考えを否定するために、例の扉のドクター登場です。ちっさ!ちっさいよ!こんな小さいコマのうえ、肝心のドクターがミニキャラだ!かなり可愛いぞ♪
「はいはい願望願望」
「おい 昨夜より覚醒がちょっと遅いぞ しっかりしろ」
というドクター学習能力が素敵!流れ作業的に処方してる感がおかしいわ。しかしでかい鎮静剤の注射ね。で、蓮さん自分の脳にチクッと。で、落ち着く(笑)。これで淡い期待は消え失せました。ここの社さんとの噛み合ってない感がウケた。

続いてキョーコターン。蓮からもらったスタンプ、ローザ様、コーンという三種の神器で戦に向かいます。風凛華山って当て字に笑った。文字だけなら麗しいね。なのにキョーコの顔!ヒロインの顔してねえ(笑)。隣のページのスタンプ見てる顔とえらい違いだ。
そして登場、藤道さん。まさかまたのご登場とは!なんかこの人あるとは思ってたけど、ここで登場とは!しかもキョーコとも面識あるとは意外でした。
しっかしママにパスポートもらうのにそんな策を立ててたなんて、策士だなあ。策士な顔してるよ、すんごく。と、思ったら藤道さんから衝撃発言!両親とも頭脳明晰だなんて!
まさかここでキョーコちゃんパパの話が出てくる上に、キョーコちゃんパパのこと知っているとは!しかもめっちゃ意味深な発言!
「本当の名前は知らない」とか。気になるなあ。キョーコちゃんじゃなくても大変気になります。なのに……。
人生最大の地雷劇とか。地雷源じゃなくて地雷劇と表現するのが先生らしいなあ。父親の存在じゃなくて父親にまつわる話が地雷ってことなのね。一体どんなことがあったのかしら?

キョーコがママに会うことを止めると言ったところで会社に到着。その上、ご本人きたー!!今回のママンは割りと表情が柔らかいです。ワニ顔先生のために鯛焼き買ってあげるなんて……ちょっと可愛いやりとりでした。が、なんか前に感じた印象だと逆なんだけどなあ。お菓子差し入れるのが藤道さんで、諌めるのがキョーコママの方。本編全然関係ないけどワニ顔先生もいつか出てきて欲しいな。なんか丸山弁護士のイメージがしてきた(笑)。
キョーコママのキョーコが見てびっくりしている顔が綺麗で可愛いです。

さて次回どうなるか、気になりますなあ。

あと柱で、またびっくり。前回の扉絵。ミニキャラキョーコ音楽隊の中に、スキビキャラじゃない人が!って先生ーーーっ!
えっ!?あれ、黒髪はもしや蓮さんじゃなくて司くん?う~ん?答えが知りたいです。必死さ加減がそんな気がするのと、今見ると髪の分け目が確かに蓮じゃないね。ふう~先生に躍らされたわ。なんかクレパラ読みたくなってきた(こないだ読んだばかりだけど)。

いやあしかし今回は見事にドクターにやられました。どなたか書いて下さらないかな、この話。もうたまらんぜ!
そして密やかに藤道さん、もっと出して情報が欲しいです。情報が少なすぎてまだ妄想書けません。

また一ヶ月待ち遠しいなあ。
ACT.225感想
2015年07月06日 (月) | 編集 |
やっと読めました~。つーかもう次号も発売されてしまいましたね。スキビは掲載してないけど。いやはや、1日に念のため購入しておいて正解でした♪

さてさて感想です。


今回は書くことたくさんなので掲載順に。ちなみにどうでもいいツッコミ多数。ほんとに長いのでお覚悟を。


まず表紙。たくさんのキョーコちゃん音楽隊。その中に一人だけ蓮さんが。ミニキャラ可愛いです。衣裳も凝ってて可愛い〓

本編です。


嫌だけどショタ吉からです。やれやれやっぱりキョーコちゃんを探すのね。コマ下のキョーコホイホイに(笑)。そこへ怪しい人が。セバスチャンー!!
前回の「あ、」はやっぱりショタを見かけたからなんですね。なんで上着頭に巻いてるの?別にマスクとサングラスだけでよかったよね、セバスチャンさん!なんか井森美幸さんを思い出しました(笑)。
そしてショタ吉の住所判明。あれ?実家の旅館名、『松月亭』になってるけど、『松乃園』じゃなかったっけ?仲村先生!
ちなみに旅館、嵐山でしたね。いやあ嬉しいわ。予想は外したけど。そっか嵐山なんだ。ニヤニヤが止まらないわ。今は星のやになったけど嵐峡館の辺りぐらいをイメージされていらっしゃるのかな?パッと見は弁慶とか吉兆とかのらへんに見えるけど。けどあそこは右京区だしなあ。あ、こんな住所はありませんが。ちなみに京都の住所は中心部は別にして(中心部はかーなーりややこしい。そして半端なく長い)、大抵が区の後に学区単位ぐらいの?まあ大字的なものの後に細かい町名が付きます。なのでどうせなら町名は捏造でも中山町にして欲しかったな。西京区はちゃんとあってるけど。渡月橋を挟んで区が変わるのでややこしい。阪急嵐山駅は西京区嵐山、天龍寺やJR嵐山やローカルの嵐電嵐山駅は右京区嵯峨天龍寺と名の付く場所にあります。ちなみに嵯峨なら中山町はあるんですけどね(笑)。地元だし仕事でやってたからね~~。ああ、懐かしい。
話それちゃったから戻して、ショタの現住所も判明。こちらは番地がないみたい。青山霊園の近くかな?あと祥子さんの部屋に入り浸りも判明。同じマンションに住んでるだとーー!つーか事務所!一応未成年だからね!管理しっかりしろよー!
そしてここからがセバスチャンの異能っぷりが。ショタの情報も完璧ながらまたそれを上書きしようとまでする収集っぷり、触らせてもらえばわかるとか……キョーコかっ!恐い((((;゜Д゜)))。
ショタ信者のグラサンくんがが危険レベルの変態だと。君も充分そうだよ。君の発言がキモすぎてふいたわ。そしてその信者発言前のショタのミュージシャンとしての自己評価にがっかり。「俺に入れ込むディープな男ファンなんて居る訳がねェ」って!あんたそれでもトップを狙うミュージシャンか!かりにもトップなら性別問わず魅了しろよ!ほんとちっさいな、お前。
と、そんなとこで再びセバスチャン登場。持ち上げる腕力もさることながら、体重、ヒップなどまでコンマ単位で計測できるとは、やっぱりキョーコちゃんと同じ臭いがします。恐い((((;゜Д゜)))。で、セバスチャンはショタを撃退。私的には目撃させたかったなあ……ちょっと残念。これはこれでかなり面白い遭遇でしたけど。


で、ようやくキョーコ&蓮のターン。蓮だと判明し、キョーコちゃん真っ青のあと真っ赤。蓮に謝らせてすぐに謝るキョーコちゃんはほんといい子だね。穴があったら冬眠したいって、ぷぷ。
そしてやつはいけしゃあしゃあと「そんなに似てるの?」と宣いやがります。ったく!こいつはよー、もー!!んでもって悪戯にされて勝手にショックを受けてやがるし(笑)。自業自得だよ、バカヤロー。
そしてやつは自分に弱音を吐き出せと言いますが、キョーコちゃんはとっても強い子みたいで泣いてすっきりしてしまったようです。またそれをコーンだったらとうじうじしているやつ。
で、ここが今回の笑いポイント大。少女漫画のヒーローのくせして、禿げに恐れをなしておかなかったことを真剣に後悔しておりますよ、この人。正直バカだ、と思いました。これ、少女漫画だよね。なのにヒーローがこんな発言して。しかも割りと大ゴマ。さすが仲村先生!!面白いです。「昔みたいに話を聞いてあげる」ことに後悔だけでいいのに、禿げを持ってくるとは。
で、キューティースマイルでスッキリしたと発言するキョーコに、蓮は昔を思い出します。泣いた後にハンバーグネタで急浮上するキョーコたん。しかし、相変わらずあんたは昔のキョーコの言動をよく覚えてるよね~。どんだけ好きだったんだ。
そして自分の心の中でさえ不破の名前を言いたくないくらい、嫉妬深いんだよね(笑)。ショタを思い出して暗くなる蓮がおかしいです。
で、キョーコちゃんはやっと蓮が現れた理由を問います。はい、やっぱり証拠動画を見せにって言ったね。しかもモザイクが懐かしい女性モデルウォーキングネタを出されて思い出し笑いしちゃいました。
それはさておき、「君に早く逢いたくて……」なんて言ったと思ったら、やっぱり誤魔化しましたよ、この男!予想通りです。うん、みんなの続き妄想通り過ぎて笑った。あと褒めて褒めてとスマホを見せるやつが可愛かった。キョーコちゃん、都合のいい様に聞き取っていいのにー!たくよー、このヘタ蓮め!
つーかビタミンとかリコピンがどうのってあんた何言いながら食べてんの?
そして笑いの多かった今回の中でキョーコちゃん可愛いいよーと悶えた二ページ。『目の前~元気 もらってます』までのこの二ページが最強です。頬を染める恋する乙女顔のキョーコちゃんがすこぶる可愛い〓そして「…大丈夫……」の前の微笑みキョーコちゃん。大人っぽい。色っぽい。美しい。麗しい。めちゃ綺麗だなあ〓。大人の女になってまあ。ああ可愛い。
で、動画見た後、また最初から見たい発言に、「始めの方のが面白かった?おかしいな」ってただの食べる動画に面白いもくそもあるかー!君はほんとどんな動画撮ってるのよ、蓮くん!

変わって社長ターン。ヤッシーはもう帰ったのかな?「可愛いと思った事なんて 一度も無い …と言えば嘘になります」と言うキョーコママ発言にちょっとほっとしました。でその後のキョーコを愛せる自信がないというの発言を思い出し、ラブミー部員にママを入れたいだなんて、恐ろしい。ていうかママ入れて何がしたいんだ、社長。まさか愛の感情をを取り戻させるなんてしないよね?いやはやママンの侮蔑する表情が浮かんでしまいました。
そんなとき、セバスチャンから報告電話がきます。つーかこの電話!未来?社長は未来から来たの?カバーだと思いたいけどカバー着けたまま会話してるし。社長すげー。
で、セバスチャンちゃんから戻ったキョーコが元気そうと報告を受け、演技じゃないかと疑う社長。一度騙されてるから、つい疑っちゃうのね。そして社長、意外と根にもってるし(笑)。よっぽど悔しかったのねえ。セバスチャン後ろのキョーコ&蓮がバカップルにしか見えねー。
セバスチャンの念のための報告はやっぱショタのことかしら。
で、キョーコサイド。もうセバスチャンで定着してるけど改めて(仮)と書かれたらもう違う名前は出て欲しくないなあ。本名知りたいけど知りたくない複雑な感じです。
なんて思ったらキョーコさん衝撃発言。凹みの元に体当たりするとか。ブリザードの中での心理戦って……。すげーなあ。で、それを聞いた蓮さんの顔がまたおもろいことに。

そして約束のスタンプを下さいと手を示すキョーコで次回へ。


いやあ笑ったわ。萌えもあったし満足満足♪次回は早速ブリザードにいっちゃうのかな?それともママンに対峙するまでのあれやこれやがあるのか。
蓮くんは心配で撮影どころじゃなくなっちゃえばいいのにね!いや、撮影中は完璧で、休憩ごとにそわそわする蓮を見たい。あ、もちろん対峙するのは蓮がグアム中だとは限らないのでしょうけど。ママン忙しい人だし。でもきっとそうな気がします。

ああ早く続き読みたい。


まだ薔薇姫姉様とわちゃ様のリクエスト書けてないけど、読んでしまいました、すみません。

そして長々と書いて申し訳ありませんでしたー(スライディング土下座)。読んでいただいた方ありがとうございました。
お返事です。
2015年06月27日 (土) | 編集 |
まだウリ様のリクエストが出来てません。なので花ゆめはまだお預け。そして現在逃避中。

拍手ありがとうございます。ずいぶん昔のまで拍手いただいて、一瞬どんな話だっけ?と読み直して、恥ずかしくなりました。

お返事です。


>コメコDX様
はじめましてコメコDX様。auのCMパロディ笑っていただけたならよかったです。蓮たちのあの衣装は私も想像して笑いました。桃太郎蓮のカグヤキョーコ連れ去りは、何とか家族割りの名前を出そうとした結果、なぜかああなりました。うちのショタ吉はたいがいナルシーです。
私もSoftbankですよ♪しかもガラケー。しかしSoftbankのCMパロ……かなり難しいです。一人、いや一匹犬ですからね。すみません。
ぜひまたいらして下さいませ。お待ちしてます。
お返事です
2015年06月21日 (日) | 編集 |
しばらく停滞していてすみませんでした。
実家に帰っていたのと旦那の検査入院でバタバタしていたの……というよりウリ様のリクエストが出来ないためスキビを封印していたのです(苦笑)。ちなみにまだかけらも進んでません。

花ゆめ発売したのになあ(遠い目)。

さあ言い訳はここまで。
大変大変遅くなって申し訳ありません、お返事です。


>あや様
はじめまして、あや様。コメントありがとうございます。1度目…お気になさらず。花売りはもちろんそうです。出来ればもっと出番をあげたかった。そしてあや様がおっしゃるようにキョーコが嫁にいって寂しいとか騙されてないかとかもやりたかったですね。うちの蓮さんはたいがい嫉妬深いし、心狭いし、子供みたいに意地悪なんです。お気に召していただけたなら嬉しいです。またいらして下さい。


>Aesop様
いつもコメントありがとうございます。笑っていただけたならよかったです。○Uさんすみません。カグヤの尻に敷かれてそうで強引な桃、私も書いてみて楽しかったです。ただ三つ巴三太郎は疲れましたが。乙姫!?ええぇ!?難しいです。まあ今途中のとリクエスト仕上げたら考えてみます。
リクエストはスキビじゃないんです。頑張ります。ありがとうございます。


>蒼天様
グアムでカイセツをいちゃいちゃデートさせたかったんです。これで補給になりましたか?
キョーコちゃん……もうしばらくお待ち下さい。
恋人岬、私はあんまりおすすめしないです。カイセツの二人では雨風にしましたが、私の行った時は風強くて嫌でした。何もないし。グアムは海で遊ぶのが一番です。


>berry様
コメントありがとうございます。乙女ですかっ!!いやはやなかなか難しいです。配役をまた変えてキョーコに乙女をやらせるか…はあ難しい。余裕が出来たらチャレンジしてみます。俳優さんに申し訳ないです。


>紅揚羽様
痛々しいですか。すみません。早く戻して……はまだしばらく無理かもしれません。ごめんなさい。続きはあたりです。蓮サイドです。
紛らわしいタイトルですみません。本誌の続きも書きたいんですが、色々たまっててたぶん今回は書けないかと思います。申し訳ございません。


>えりぃ☆様
「北海道の夜」にコメントありがとうございます。エロですみません。えりぃ様はエロいのがお好きみたいですが、実は当サイト、あんまりエロいのはないんです。申し訳ございません。でも気まぐれでまたあげるかもしれませんのでまたお越し下されば嬉しいです。やっちゃった後にコクるってほんと蓮ひどっ!と思ったので最後までしなかったんです。まあだいぶやらかしてますが。


>ひばりヶ丘花屋敷様
お久しぶりでーす。ひばりヶ丘花屋敷様のお名前を見ると、大学時代を思い出して懐かしい気持ちになります。!
キョーコちゃんをこんなめにあわしてすみません。蓮がかわいそうですか?あはは。キョーコちゃんがかわいそうかなあと思ってたんですが。
グアム、確かに懐かしいですね。そんなに前じゃないのに。カイセツ成分を自己で補給してみました。
セツカになりたい乙女心、わかっていただけて嬉しいです。書いてる本人にはまったくこういう乙女心ございませんので(笑)。


言い訳
2015年06月10日 (水) | 編集 |
今回それぞれ趣向の違う作品をUPしてみました。

リクエスト上げるまで書かないとかいいつつやってしまいました。というか現実逃避です。途中になってたから先に仕上げちゃえ!みたいな。

記憶喪失のは前から書いてみたくて、プロット作って書き始めたはいいが、段々辛くなって悩んでる間にグアム終わっちゃって放置してたんです。でももったいないし…バカな話ばっか仕上げてたら暗いのも書きたくなって結果こうなりました。

3つの作品とも書こうと思って書き出すと進まないのに、今回気晴らし?いや気分転換に何気なく書いたら出来てしまいました。

童話と普通の同時進行で書いたら文体がごっちゃになっていっぱい書き直しして大変でした。


ウリ様すみません。現実逃避はやめてこれからはマジに頑張ってリクエストに取り組みます。お許しを~
「マッチ売りの少女(後編)」
2015年06月10日 (水) | 編集 |
「マッチ売りの少女(後編)」





「あ、あなたは……!」

「その服で少しは売れたかね?」

そう言ってニヤリと笑ったのは、朝最初に出会い、ピンクのつなぎをくれた、親切で奇抜な格好をした紳士でした。

「あ、はい……お陰様でとても目立ちました」

嘘のつけない少女は、売れたとは言えず言葉を濁して答えました。しかし紳士は少女が口にしなかった言葉なんてお見通しだったのです。

「ふむ……やはり目立っただけで売れはしなかったか。残念だ」

そう言いつつも紳士はあまり気にしていないようでした。むしろ少女の方が申し訳なくていたたまれなくなってしまいます。

「す、すみません。せっかく親切にしていただいたのに……」

「いやいや、お前さんが気にやむことはない。マッチの良さのわからん連中が悪いのだ!マッチはこんなにも素晴らしいというのに!皆何故それがわからんのだ!嘆かわしい!!」

「…………は?」

「見てみよ、棒の先にあるささやかな球体のこの美しいフォルム!擦りあげる時の絶妙の感触と何とも言えない音!まるで春を思わせるような温かで優しい光!どれをとっても素晴らしい!!」

マッチへの愛を興奮ぎみに語り出した紳士に、少女は呆気にとられ、社は頭を抱えます。

「これが始まると長いんだ」

口を開けながらポカンと紳士を見ていた少女に、社は苦笑しながら耳打ちしました。

「とりあえず座って。お茶を用意してくるよ」

そう言って社は部屋を出ていってしまいました。

残された少女は不安でたまりません。たいそう豪奢な宮殿の、たいそう大きな部屋に、たいそう変な紳士と二人きり。

一体自分は何のために呼ばれたのか。何をしたらいいのか。

少女は訳がわからないまま、マッチの素晴らしさを延々と語る紳士を眺めていました。

そこへ社がお茶を持って帰ってきました。

「お待たせ、今の間に飲んで」

「いただきます」

とりあえず落ち着こうと、少女は出されたお茶をありがたくいただくことにしました。金色に輝くカップには美しい装飾が施されています。少女はその美しさに思わずうっとりと見惚れてしまいました。

「これ……金食器ですか?」

「そうだよ。見たことあるの?」

「昔に……。でもこんな見事な装飾されているの、見たことありません。細部までとても綺麗…………あれ?でも昔見たのとはちょっと金の感じが違うような……」

少女が不思議そうに食器を眺めていると、背後から声がかかります。

「さすがに目がいいね。それは装飾重視の24金製の金食器。君が昔見たのは純金製。違ってて当然だけど、普通は気付かないよ」

驚いて振り向けば、そこにはあの意地悪な紳士が立っていました。

「あ、あなたは……!」

「よお、蓮!一足遅かったな。彼女のマッチは俺が全部買い上げたぞ」

現れた意地悪な紳士に、奇抜な紳士がニヤリと笑いながら声をかけます。それを見て嫌そうな顔をしながらも、蓮と呼ばれた紳士は、朝とは打って変わって優しく少女に声をかけました。

「朝はごめんね。相変わらず君があいつのために一生懸命だったから。だからちょっと意地悪したくなっちゃったんだ。久しぶりだね、キョーコちゃん」

「…………誰?」

「君に昔純金製の金食器を見せてあげたよね?君は目をキラキラさせてそれを見てた」

「まさか…………コーン……?」

「そうだよ。また逢えて嬉しいよ、キョーコちゃん」

そう言って蓮は、キラキラとした光を振り撒きながら満面の笑みを浮かべました。

その笑顔には覚えがあります。少女が幼い頃出会った妖精と勘違いした少年のモノです。髪や瞳の色は違いましたがこの光と優しい笑顔。間違いありません。少女は忘れられない笑顔を見て瞳を潤ませると、とうとう泣き出してしまいました。

「キョ、キョーコちゃん……!?どうしたの!?どうして泣くの?」

慌てて蓮、もとい、コーンは少女を抱き締めます。コーンにとって少女は大切な初恋の女の子で、絶対に泣かせたくない相手なのです。

「コ、コーンが生きててよかった~」

そう言ってわんわんと子供のように泣く少女を、コーンは更に強く抱き締めました。愛しくて堪らない初恋の少女。自分を見失うくらい苦しく辛い時でも忘れられなかった少女。

今朝再会した時には、相変わらず恋敵であるショーのために少女が一生懸命なのに腹が立ち、つい意地悪なことを言ってしまいました。けれど泣くほど再会を喜んでくれるなら、嫌われてはいないようです。むしろ好いてくれている。そう思ったコーンは、涙でぐしゃぐしゃになっている少女の目尻に口付けをしました。

「……っ!!コ、コーン?」

思わぬキスに、少女はびっくりして泣き止みました。

「あ、泣き止んでくれたね。よかった。俺もうキョーコちゃんが泣いてるとこ見たくないんだ」

そう言って笑うコーンに、少女は真っ赤になりながらも笑顔を浮かべました。

「コーンったら……」

恥ずかしそうにしながらもコーンの腕から離れようとしない少女を、コーンはこれ以上ないくらい甘い表情で見つめています。

「キョーコちゃん、こんな俺でも逢えてよかった?」

「もちろんよ!逢えて嬉しいわ、コーン!!」

満面の笑みで抱き着く少女をしかと抱き止め、コーンは幸せそうに微笑みました。

「しばらく二人きりにしてやるか」

「そ、そうですね……」

二人を見守っていた大人達は、そっと部屋から出ていきました。

「しかし蓮があんな顔をするなんて……俺今まで見たことないですよ。それにコーンってなんですかね?あだ名なんでしょうか?」

「……さあな。しかしありゃあ初恋だな。蓮のやつ……メロメロじゃねえか」

「……ですね。見てて俺も恥ずかしくなってきました」

「俺もだ。さすがに砂吐き出しちまうかと思ったぞ」

「王様まで……これは事件ですね」

「あいつに報告しねえとな」

奇抜な紳士、もとい王様と社は、嬉しそうにそんな話をしつつ、廊下を歩いて行きました。

そして残された二人はというと……。

「ねえ、コーン?どうしてこの国にいるの?遠い国に帰ったんじゃなかったの?それにどうして瞳や髪の色が違うの?変身してるの?」

矢継ぎ早に尋ねる少女に、コーンはにこにこと笑顔で答えます。

「違うよ。でも、それを話したらキョーコちゃんを放してあげられなくなっちゃうけど……いいの?」

「うん。話して。昔私の話をたくさん聞いてもらったから。だから今度は私がコーンのお話を聞いてあげたいの」

「キョーコちゃん……」

コーンは感極まったように少女を見つめ、そして強く抱き締めました。

「コーン……痛い」

「ごめん」

そう言って微笑み、コーンは少女の唇に触れるだけのキスをしました。

「コ、コココ、コーンっ!?」

「話す前に言っておくね。好きだよ、キョーコちゃん。大好き」

眩い光を纏い、神々しい笑顔でそう言われ、少女は顔を真っ赤に染めました。そんな顔も可愛いな、とコーンは思い、再びキスをします。今度は少し長めに。もちろん軽いものでしたが、少女が空気を求めて喘ぐまで、コーンはずっとキスをし続けました。

「コ、コーン!も…もういいでしょ?お話聞かせて?」

中々キスを止めないコーンに、少女は抗議しました。キスされるのが嫌なのではありません。ただ恥ずかしかっただけなのです。

仕方ないなあとコーンは言いつつ、腕に少女を抱いたまま話始めました。長い長い話を。

そしてコーンは話終えた後、最後に付け加えました。

「俺の本当の名前はクオン。これからはクオンって呼んで。愛してるよ、キョーコちゃん」




これは一人の少女のお話です。

少女はしがないマッチ売りから、なんと異国の王子の妃になったのです。王子様の名前はクオン。少女はクオンの初恋の人でした。

二人は小さい頃に少しだけ、少女がいたこの国で遊んだことがあったのです。それからクオンには辛いこと、悲しいこと、苦しいことが次々起こります。やがて自暴自棄になったクオンは、姿を変えこの国にやって来ました。そこでマッチを売る少女に再会したのです。変わらない少女にクオンは癒され、自分を取り戻しました。

そしてクオンは愛しい少女を連れ自分の国に帰り、すぐに二人は結婚したのです。

少女、キョーコはクオンの傍らで、いつまでもいつまでも幸せに暮らしました、とさ。



おしまい。





<後書き>
どこがマッチ売りやねん!というツッコミはなしにしてね。メモ書きのプロットではこんなはずじゃなかったんですが……あはは。それにしても童話の文体は書きにくいです。
「マッチ売りの少女(前編)」
2015年06月10日 (水) | 編集 |
「マッチ売りの少女(前編)」





一度目に入れば、思わず振り返りたくなるド派手なピンク色のつなぎをきた少女が、寒空の下一人マッチを売っていました。朝から降り続いている雪で少女の足は雪で埋もれ、肩や頭にもかなり降り積もっていましたが、もはや少女にそれを払う気力は残っていません。

「寒いなあ~。でもこれが売り切れるまでショーちゃん帰ってくるなって言ってたし……頑張らなきゃ」

自分にそう言い聞かせて、少女は再び通りがかる人々に声をかけました。

しかしマッチは中々売れません。籠にはまだまだマッチがたくさん残っています。

朝最初に声をかけてくれた奇抜な格好をした親切な紳士が、このつなぎをくれてから、目立ちはするもののマッチを買おうとする人は中々いませんでした。今日は特に朝から酷い雪のため、外出する人も少なく、馬車は通るものの歩く人は家路を急ぐ人ばかりなのです。

「今日はこんな雪じゃ売れないんだから、あんたも早く帰りなさいよ」

いつも同じ通りで花売りをしている少女も、今日はすでに売るのを諦め、そう言って帰ってしまいました。あの少女がいればまだ寂しくなかったのに。少女はそう思いながら悴んだ指を息で温めました。それでもちっとも温まりません。

「寒いなあ。この寒さはやっぱり根性ではなんとかならないわ」

そう呟いて少女はクスリと笑いました。朝出会った意地悪な紳士のことを思い出したからです。

奇抜な紳士から貰ったピンクのつなぎに着替えて間もなく、少女の目の前を豪奢な馬車が通り過ぎました。装飾の美しさに思わず目を奪われ、行く先をじっと見ていたら、なんとその馬車が少女の目の前に戻ってきたのです。

少女が驚いて見ていると、馬車から一人の紳士が降りてきました。その紳士はとても背が高く、整った顔立ちで、少女は少し見惚れてしまいました。

「やあ、お嬢さん。それは何を売っているの?」

そんな少女に紳士がにこやかに尋ねました。

「……マ、マッチです。ショー印の特製品です」

一瞬ぼうっとしてしまった少女が慌てて答えると、紳士は呆れたような顔をしました。

「マッチ?今時?」

そのバカにしたような言い草に、少女はカチンときて思わず言い返してしまいました。

「悪いですか?これでも結構役に立つんですよ。あなたみたいなお金持ちにはわからないでしょうけど」

「ああわからないな。けど一つだけわかることがある」

「何ですか?」

「そんなマッチを買う愚かな人はいないってこと」

あまりの言われように少女はますます憤慨し、紳士を睨み付け言い放ちました。

「そんなことないわ!ショーちゃんがあんなに頑張って作ってくれてるんだもの。そりゃあ確かに前より売上は落ちたけど、でもいつも根性で売り切ってるもの!ショー印のマッチをバカにしないで!!」

「根性だけでいつまでも乗りきれると思うなよ」

冷たい瞳で見下され、少女はびくりと震えました。しかし勇気を持って睨み返すと、紳士は表情をころりと変え、にこりと笑って馬車へと踵を返します。

「いつまで持つかな。じゃ、精々頑張るんだね」

ヒラヒラと肩越しに手を振って、紳士は馬車に戻り行ってしまいました。

「なんだったのかしら、あれ……。それにしてもムカつく!!絶対売り切ってやるんだから!!」

――――――と決意したものの、やっぱりマッチはほとんど売れず、今に至るのです。

「やっぱりあの人の言う通りだったかなあ~。でもほんとに今までは根性で売り切っっていたんだもの。それにしてもあの人も子供の私に言い返したりして、大人なのに子供っぽいなあ。しかもあんなにかっこいいのに……あ、かっこいいは関係ないか」

誰に聞かせるでもなく呟いて、籠にかけていたストールから雪を払います。雪でマッチを湿らせないように。しかしその配慮も売れなければ意味がありません。

「今日はもう諦めようかなあ。ショーちゃんにはプリンでも買って許してもらうとして」

幸い奇抜な紳士のおかげで売上が少しはありました。プリンを買ってもお金は充分残ります。

あとちょっとだけ頑張って無理ならそうしよう。

少女はそう決意して、再び通りがかった人に声をかけました。



しばらくして、少女の前を一人の青年が通り過ぎました。青年は、ピンクのつなぎに驚いて振り返り立ち止まると、少女をじっと見つめます。居心地悪くなって少女が目を反らすと、青年は徐に近付いていきました。そして少女の前に立ち、少女に視線を合わせます。仕立てのよいコートを気崩しつつも、品よく着こなしているその青年は、マジマジと少女を覗きこんで言いました。

「君、よく見ると可愛いね。マッチを売っているの?」

「あ、はい……」

「ふーん。なら買うからさ、今から一緒に俺の家に来てくれないかな?」

行ってどうするのか。少女にはよくわかりませんでしたが、買ってくれるならそれに越したことはありません。

「はい、喜んで」

にこりと笑って少女が答えると、青年は人好きのする笑みを浮かべ、少女の肩を抱いて言いました。

「じゃあ決まり。俺は貴島ね。よろしく。あ、俺の家に来る前に、その派手な服も着替えて貰うから。服代は俺が出すから遠慮しなくていいよ」

貴島と名乗った青年の言葉に不審を抱きつつも、少女は大人しくついていこうとします。そこへ慌てた様子でもう一人、眼鏡をかけた青年がやってきました。

「ちょっと待って!!マッチを俺にも下さい」

息を乱しながらも少女の手を取り、青年はそう言うと、財布を懐から出します。見るからに高そうで上品なそれには、特徴的な紋章が施されていました。その紋章を見て貴島は驚きます。

「あ、あなた……もしかして………」

「ありがとうございます。あの…でも……貴島様の……」

「お、俺ちょっと用事を思い出したからさ、帰るね」

そう言って貴島はそそくさと帰っていきました。

「行っちゃった……。まだ買ってもらってないのに」

「ごめんね、商売の邪魔しちゃって。お詫びにそのマッチ、残り全部下さい」

「へっ…………?」

少女が驚くのも無理はありません。籠の中にはまだまだたくさんのマッチがあるのです。これを全部だなんて少女には信じられませんでした。

「あ、もしかして全部は駄目?」

ブンブンと首を横に振ると、眼鏡の青年は安心したように笑ってよかったと言いました。

「でね……申し訳ないけど、俺マッチあんまり使ったことないんだ。だから家まで来て使うとこ見せて欲しいんだけど……いいかな?」

「はい。もちろんです。喜んで」

少女は満面の笑みで答えました。何しろ少女はマッチのプロです。使って見せるなんてお手のもの。それに何よりマッチを全部買ってくれるなんて、とてもいい人なのです。少女はウキウキしながら眼鏡の青年の後に従いました。

眼鏡の青年は、少女を橋の向こうに停めていた馬車まで案内してくれました。その馬車には見覚えがあります。豪奢な装飾が施されたそれは、間違いなく朝のあの意地悪な紳士が乗っていた馬車と同じでした。

「あの…この馬車……」

少女が乗るのを躊躇っていると、眼鏡の青年が少し強引に中へ引き込みました。

「あの……」

「大丈夫。悪いようにはしないから」

不安そうにする少女に、青年は安心させるように笑いかけます。それでも少女の心は晴れません。

言い知れぬ予感に、少女は体を震わせました。なんとなくですが、自分の人生が変わってしまう。そんな気がしたのです。

そんな少女の当惑をよそに、しばらくすると、走っていた馬車が停まりました。目の前には豪奢で大きな門があります。その門の前には衛兵らしき人物が数人立っていました。彼らは恭しく一礼し、門を開けます。そうしてゆっくりと、馬車は門の中へ入っていきました。

門を通ってから何気なく窓の外を見ていると、よく手入れされた庭が見えました。色とりどりに咲く花、美しく揃えられた木々、凝ったデザインの噴水。見たこともない美しい庭に少女は目を輝かせます。そうしてキラキラとそれらに目を奪われていると、あっという間に目的地に到着してしまいました。

「着いたよ。俺の主が住む屋敷へようこそ」

「あの……ここは…………」

少女は目を疑いました。目の前にはあるのは屋敷というより宮殿といった方が相応しい、豪華できらびやかな建物でした。

「お帰りなさいませ、社様」

「ただいま。あの方は?」

「お部屋にいらっしゃいます」

「ありがとう」

馬車を降りると、両端に並ぶメイド達に恭しく迎えられ、少女は慌てつつも社と呼ばれた青年の後をついていきました。その背中に隠れるように。

建物の中も外から見たイメージに違わず、きらびやかな装飾品で埋め尽くされていました。まさに豪華絢爛、どこぞの王宮か、といった雰囲気に、少女は自分の身の置き場に困ってしまいました。こんな所で一体何をさせられるのか、何をされるのか、不安で堪りません。

「今すぐ帰りたいって顔してるよ」

「だって……まさかこんな立派な宮殿だなんて……」

「あはは……ここは別邸。そんなにたいそうなもんじゃないよ」

社はそう言いますが、庶民である少女にしてみれば充分たいそうなものでした。

おっかなびっくり歩く少女を連れ、一際豪華な装飾の施された扉の前に来ると、青年はそこで止まりその扉を叩きました。

「社です。戻りました」

「帰ったか。入れ」

中からした声に従い、社は中へ入って行きました。

「連れて来たか?」

「はい……あれ?入ってきて?」

少女は扉の前に立ち止まったままでした。社が声をかけても一向に入ってくる様子はありません。

「どうしたの?」

「だって怖くて……」

少女は朝出会った意地悪な紳士が中にいるのだと思っていました。そしてまた意地悪を言われるんじゃないか。そんな想像をして怯えていたのです。

「大丈夫だよ。とって食ったりしないから」

社に言われ恐る恐る中に入ると、そこには少女が思っていた紳士はいませんでした。

中にいたのは確かに紳士は紳士でしたが……。

「願い side K」
2015年06月09日 (火) | 編集 |
「願い side K」





まだセツカでいたい。セツカとしてあの人の傍にいたい。

『TRAGIC MARKER』の撮影が終わりに近付くにつれ、キョーコはその思いを一層強くしていった。

セツカとしてカインの傍にいる間は、極度のブラコンという設定を言い訳に四六時中べたべたいちゃついていられる上に、独占欲を全開に他の女を牽制できる。

『この人はあたしのモノよ』

なんてセリフ、最上キョーコのままでは絶対に言えない。言える訳もない。

堂々と自分の所有権を主張できるセツカが、キョーコは羨ましかった。

そしてカインからも『可愛い』『愛しい』『大切だ』と何度も何度も、時には言葉で、時には態度で示してもらえた。たとえカインからでもキョーコには充分嬉しかった。

抱き締められ、耳元で囁かれたあの時も、セツカでいられないほど堪らなく嬉しかった。

今だけはあの人は私のもの。私もあの人のもの。

けれどそれももうすぐ終わる。

キョーコにはそれが酷く悲しく辛いことだった。だからセツカである時は幸せで、これまで以上に全力でセツカを演じていた。いや、演じていたつもりだった。

その変化に気付いたのはまさかの村雨だった。

「最近元気ないけど体調悪いの?暑さにやられた?」

カインが撮影中、隙を見て村雨がセツカに話しかけてきた。無視しようと思ったが、本気で心配している様子だったのでキョーコは言葉少なく「大丈夫」と答えた。

「ならいいけど……あ、もしや兄貴とケンカした?」

「は?そんな訳ないでしょ」

あんた、バカなの?といつも通りに冷たく睨みつけると、村雨はまだ何か言いたそうにしていたが、監督に呼ばれ、撮影に戻っていった。

「なんなのよ、まったく!」

(セツカが元気ない訳ないじゃない!今はこの上なくセツカを楽しんでるのに!)

キョーコは村雨の言葉に内心憤慨していた。

けれど村雨の意見は正しかったのだ。

キョーコは気付いていなかったが、実はキョーコは俯いて思い詰めた顔をしていたり、辛そうに何度も息を吐いていたのだ。それもカインが撮影中で、かなり離れた所にいる時に限って。

カインの目がない所では無意識にキョーコの気持ちが表面化していることに、キョーコは気付かなかった。




そんな中、グアムでの最終撮影に入ることになった。

撮影は順調に進んだが、そのことが余計にキョーコを暗鬱な気分にさせた。撮影が進まなければセツカとして長く傍にいられるのに。撮影なんて出来なければいいのに。

そんなことを考えてしまう自分が、キョーコは自分勝手で醜くて、嫌で嫌で仕方なかった。

キョーコの願いが通じたのか、グアムでの撮影の終盤、天候の関係で撮影が中止になってしまった。

『セツ、出掛けるぞ』

ホテルで暇をもて余し、ぼんやりしていたセツカを、カインが引っ張り上げた。

『えっ!?この中を?外凄い雨よ?』

『タクシーを使えばいいだろう?』

『でも……』

渋るセツカを無視し、カインは強引に連れ出した。ホテルの前に停まっていたタクシーに乗り込み、行き先を告げる。セツカが逃げないように手を握ったままで。

『グアムは初めてだったんだろう?ずっと撮影でろくに観光できなかったからな。俺がお前を連れて行きたいんだ。まあ、この雨じゃ行けるとこは限られているんだが……』

『だから別にどこにも行かなくてもいいったら!あたしは兄さんさえいればいいの!』

(敦賀さんの傍にいられるだけでいい。それだけで嬉しいから)

外は激しい雨だ。普段は旅行者で賑わっている通りには、今日は人っ子一人いない。車やバスは何台か通るが、歩いている人は見当たらない。それだけで南国であるはずなのに、なぜかこの天気のように暗く感じてしまう。

そんなことを考えながら外を眺めていると、タクシーが停まった。着いたのは地元のショッピングモールのような所だった。ここも普段は賑わっているのだろうが、今日は閑散としている。

『ずっと俺に付き合わせていたから土産を買う暇もなかっただろう?好きなだけ見ていい。今日は俺が付き合ってやる』

『もう!兄さんに付き合うのは当たり前なのに……。それにお土産なんて別に必要ないでしょ!』

そう怒ってみたが、南国の色鮮やかな雑貨や、日本では見たことのない変わった食品が並べられている店内は、おもちゃ箱の中のようで中々楽しい。セツカはローテーションながらも目をキラキラさせてそれらを見て回った。

一通り商品を手に取り、どれがいいか厳選する。そしてセツカはだるま屋夫妻と奏江用、千織用にも土産を買った。極秘ミッションだが、グアムに行くことは知らせていたからだ。それからカインが少し離れている間に自分用とコーン用に小物を選んだ。

会計をしていると、カインが慌ててやってきてカードを出して支払いをしてしまう。

『もう!これぐらい自分で出すのに!』

『俺がお前に買ってやりたかったんだ』

『でもこれはお土産なのに……』

だから自分で出したかったのに……。

『いつも可愛い妹が世話になっているんだ。俺からのささやかな礼だ』

そう言ってしまわれると引き下がるしかない。セツカはプンっと照れ隠しに怒りながらも、ありがと、と言ってカインの腕に巻き付いた。そこで初めて気付いた。

『兄さん、それ、何持ってるの?』

『ああ。俺も土産だ』

『ふ~ん』

(社さんへのかしら?だったら一瞬に選びたかったのに)

キョーコはそう思いつつも、片時も離れたくないという自分の本心に気付き悲しくなった。どれだけ独占したいのだろう。ほんとに恋とは愚かだ。

カインの腕に甘えるように摺り寄ると、カインは微笑んで頭を撫でてくれた。セツカだけに向けられるカインの優しく甘い表情と仕草。それだけで泣きそうになる。

『セツ、次に行くぞ』

『次?どこに行くの?』

『行けばわかる』

待たせていたタクシーに乗り、二人は雨の中次の場所を目指した。二人を乗せたタクシーは市街からどんどん離れていき、植物しかない道を進む。そして鐘らしき物が見えると、そこでタクシーが停まった。降りると海岸が見えた。恋人岬なる所らしい。晴れた日だとさぞ見晴らしがよいだろうそこは、バス停とお店、入場券やお土産を買う小さな建物しかなかった。

カインに案内され、セツカはゆっくりと展望台へ上がる。降り続く雨と激しい風に、普段はカップルでいっぱいだそうなそこには二人だけ。

風に飛ばされそうになると、カインがぐいっと引き寄せ胸の中に抱き込んでくれた。ドキドキとセツカ、いや、キョーコの胸が高鳴る。

キョーコは、かすかに見える広い海を見ながら、いつか本当の恋人同士になったら、二人で来られるといいなと秘かに願った。

(有り得ないけど……)

雨がまた一段と強く降りだした。

『さすがにこの雨はキツイな。セツ、タクシーに戻るぞ』

『うん……』

一向に止まない雨の中を、二人は帰途に着く。タクシーを使ったとはいえ、恋人岬に行ったせいでかなり濡れてしまった。

『セツ、風をひくから、先にシャワーを使え』

『嫌よ。兄さんこそ、撮影があるんだから先に入って』

『お前が風邪をひいたら、それこそ心配で撮影に行けない。それとも一緒に入るか?』

『い、いい!じゃあ、に、兄さんを心配させないために先に入るわね!』

いやらしくニヤリと笑われ、セツカは慌てて浴室に向かった。

(し、心臓に悪い~~。……はっ!でも超絶ブラコン設定のセツカなら喜んで一緒に入ったかも~~。それに今度こそ敦賀さんのボディを拝めるチャンスが~~)

などと悶々と悩みながらキョーコはシャワーを浴びた。

そしてシャワーから出ると、上半身裸のカインがセツカを背後から抱き締めた。

『に、兄さん!?なに!?どうしたの?』

慌てて尋ねたセツカの首に、カインは何かを着けた。

『??????』

『雨の中付き合わせた礼だ。受け取れ』

それは小振りのペンダントだった。薄い水色の硝子の中に星の砂や小さな石がいくつか入っている。青や緑、ピンクの石が光によって微妙に色を変えて輝く。液体も入っているせいか、揺れる度ふわふわと宙に漂っている。形もハートで可愛らしい。

『兄さんに付き合うのは当たり前よ!それに楽しかったからお礼なんていらないのに……でも…ありがとう。大事にする』

セツカが恥じらいながら言うと、カインは優しげに微笑んだ。

(敦賀さん……)

『今日はほんとにありがと。スッゴく楽しかったわ』

セツカの中のキョーコは泣きそうだった。それを誤魔化すように早口で礼を言うと、カインがまた笑って頭を優しく撫でてくれた。

この人はどうしてこんなに優しいんだろう。どうしてこんなに好きにさせるんだろう。

(セツカだから……?)

セツカなら、本当のセツカならよかった。

セツカになりたい。心から本物のセツカに。

セツカになってずっとこの人の傍にいたい。この人を独占したい。この人に愛し愛されたい。

キョーコはペンダントを握りしめ願った。




次の日、天候も回復し、郊外での撮影が開始された。そんな中事故は起こった。

前日の雨でぬかるんでいた地面に足をとられ、子供が転びそうになり、勢いあまってカメラを繋いでいた機材にぶつかった。ぐらりと揺らいだ機材が重いカメラを支えきれず、今にも子供に倒れそうになっている。

近くで見ていたセツカがそれに逸早く気付いた。セツカはとっさに子供を突き飛ばす。けれどセツカ自身が逃げる時間はなかった。

ドバンという轟音とともに百キロ近くある機材がカメラとともにが倒れ、セツカはその下敷きになってしまった。

あまりのその場にいた全員が一誠にそちらに目を向けた。もちろんカインも。そして下敷きになっているセツカを視界に入れた瞬間、突き動かされたように駆け出した。

カインの目にはただ倒れて動かないセツカしか入っていない。傍にいたスタッフを押し退け、セツカに近付いた。

「最上さんっ!!!」

割れたカメラに構うことなく、カインはセツカの上から機材を退かせた。セツカを起こそうとすると、ぬるりと手に濡れた感触がした。見ると、手が真っ赤に染まっている。滴り落ちた血がセツカの頬を濡らしたが、セツカはピクリとも動かない。、セツカ、いや、キョーコの頭からは大量の血が流れ出していた。

「最上さん!!最上さん!!しっかりして!!!」

カインであることも構わず、蓮が必死に叫ぶ。けれどキョーコの反応は返ってこない。

「そんなっ……!嘘だろっ!!キョーコちゃん!!キョーコ!!!」

ざわつく周囲の喧騒も蓮の耳には入ってこない。キョーコの頭を膝に上げ、抱き締めた。そしてただひたすら呼び続ける。そんな蓮の肩を叩き、この映画の監督である近衛がそっと囁いた。

「今911に連絡したから。大丈夫。救急車がすぐに来るよ。だから、落ちついて、敦賀くん」

「監督……」

今にも泣きそうな顔で蓮は監督を見た。

近衛は蓮を落ち着かせるようにふわりと笑い、キョーコの様子を窺った。出血箇所が頭だから血の量は多いが息はしているようだ。頭を打っているのが気になるところだが……。とりあえず頭の血を止めようと止血できる物をスタッフに持ってこさせ、救急車の到着を蓮の隣で待つ。

近衛の冷静な対応に、蓮も少し落ち着きを取り戻した。けれどキョーコから離れることはせず、力のないキョーコの手をずっと握り締めている。まるで温かいキョーコの手を感じて、生きているのを確かめているかのように。それとも自分の力をキョーコに与えようとしているのか。

幸い救急車はすぐに到着した。救急車の中ですぐさま応急措置が開始されたが、キョーコの反応は相変わらずない。そしてキョーコは、目を覚ますことなく病院に搬送された。




次にキョーコが目を覚ました時、キョーコはキョーコではなかった。

「カイン兄さんはどこ?」

慌てて病院に駆けつけたテンにセツカは訊ねた。

「キョーコちゃん、そんな状態でセツカにならなくてもいいのよ」

テンが気遣いそう声をかけたが、キョーコは不審そうな表情を浮かべ、素のキョーコではない顔で彼女を睥睨した。

「キョーコ?誰、それ?」

「キョーコちゃん?何を言ってるの?冗談よね?」


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「かぐや姫(もしくは三“太郎”)」某携帯CMパロ
2015年06月09日 (火) | 編集 |
※こんなタイトルですがいつものような童話シリーズのパロディ一ではありません。怒らないで読んで下さい。





「かぐや姫(もしくは三“太郎”)」





一体誰がこんな企画を通したのか、そもそも企画を思い付いた人の脳内はどうなっているのか。その人の頭をかち割りたい。今回初めて参加したキョーコは、現場に訪れて心底そう思った。

場所は某撮影スタジオ。もうすぐ今回のCMの簡単な説明がなされる。

共演者の名前を聞いた瞬間、キョーコは回れ右して帰りたくなった。そして彼らが目の前に現れると、やはり、というか予想通り、というか、当然のことのように見るも不快な展開が始まった。繰り広げられる異様な光景を、いつも通りなのか誰も止めようとはしない。目の前の男達が三つどもえの争いしているのを見ていると胃が痛くなってくる。黒崎の意向で、何のCMの話か一切知らされずに現場に着いたキョーコは、この仕事を引き受けたことに後悔していた。

超大手のCMの、今一番人気のシリーズの新作に抜擢されたのは素直に嬉しい。しかしまさかこれだとは!

(黒崎監督ってことでなんで予想できなかったのぉーー!?私のバカーーーっ!!)

自分の愚鈍さを呪いたい。そして隠していた黒崎が憎い。

しかし現場に着てしまった以上はやるしかない。今更逃げる訳にはいかない。キョーコは彼らにバレないようにこっそりとため息を吐いた。

(こうなったらさっさと撮影を済ませて帰ってやるわ!)

キョーコは息巻いて黒崎に詳細な説明を求めた。しかし彼はニヤリと笑ってこう言った。

「お前は“カグヤ”らしく振る舞えばそれでいい。このCMはいつもあいつらの好きにさせているからな。お前もあいつらの雰囲気に合わせて“カグヤ”を演じろ。まあ一応設定はあるから、それだけは外さねえようにな」

そんなアバウトな説明しかせず、黒崎はスタッフの所へ戻っていった。

黒崎らしいと言えばそうだが、それでは困るのだ。何しろ目の前にいるのはキョーコにとって最悪と言ってもいい男ばかり。この三竦みを前にどうしろと言うのだろう。

雰囲気は既に険悪である。表立って争ってはいないが、視線が絡む度睨み合っているのがわかる。

キョーコはげんなりとため息を吐いた。

(私はカグヤ、カグヤなのよ~~~)

そう思い込もうとしたが、この三人を前に中々役に入り込めない。そしてキョーコが頭を抱え、唸っている間にカメラテストが始まった。




「お前ら~“カグヤ”は“桃太郎”の婚約者だぞ~。ちゃんとわかってんだろうなあ!あとカグヤ!お前は桃太郎とラブラブなんだから、そんなガチガチに緊張してんじゃねえよ!あと桃太郎!いつもの余裕はどうした!」

カットと叫び、黒崎は怒鳴った。目の前にいるのはぐったりとしている少女と、三つどもえ状態の男たち。男三人はそれぞれ三人の“太郎”を演じている。日本の有名なお伽噺『桃太郎』『金太郎』『浦島太郎』の主人公をモチーフにした役だ。“桃太郎”を敦賀蓮。“金太郎”をレイノ。“浦島太郎”を不破尚が演じ、好評を博している。

今回は“桃太郎”の婚約者である“カグヤ”が初登場する。その“カグヤ”を演じるのがキョーコだ。本来なら“桃太郎”が“カグヤ”を二人に紹介し、ラブラブな所を見せつけ、羨ましがらせる。はずなのだが……。

まずキョーコが蓮とラブラブ……には程遠かった。緊張し、蓮に触れられる度硬直しているのだ。そしてそんなキョーコを残り二人も狙っている。蓮が離れると、キョーコに近付き、抱き寄せようとするのだ。もちろん蓮がそれを許すはずもなく、あくまでも笑顔で、だが瞳は射殺さんばかりに二人を睨みつける。ラブラブな婚約者である設定だが余裕が無さすぎである。そして“カグヤ”であるキョーコを巡り、三人は醜悪な争いを繰り広げているのだ。

これでは撮影に入れない。

いがみ合う男達を目の前に一体どうしたらいいのか。“カグヤ”であるキョーコは途方に暮れた。

というか“カグヤ”は本来月へ帰るはずだ。しかも無理難題を男達に押し付けて。

(だいたい三人の雰囲気合わせて、“カグヤ”らしく振る舞えって言われても…………そうだ!)

キョーコは何か閃いたかのように手を叩き、いそいそと黒崎の元へ向かった。キョーコが黒崎と話をしたその少しあと、再びカメラテストが再開された。

相変わらず三人の太郎はカグヤを巡って三つどもえの争いを繰り広げている。少し違うのはカグヤが何故か悠然と構えているところだ。桃太郎の過剰な愛情表現に固まりもせず、自分から抱き着き、腕を絡ませる。そして艶然と微笑み、挑発するように他の二人を見やるのだ。

『言い争いばかりして……私は桃太郎様のモノなのよ。諦めて下さらない?』

『そうだ。さっさと諦めてくれないかな?いい加減迷惑なんだけど?』

バカにしたような桃太郎の物言いに、カグヤも頷きながらクスクスと笑う。

『『嫌だ。お前は俺の女だ』』

同時に発せられた言葉に桃太郎は呆れた。カグヤもバカね、と言わんばかりに嘲笑する。しかし、そこからカグヤの態度が少しばかり変わった。するりと桃太郎の腕から離れ、妖しくも美しい笑いを浮かべるカグヤ。

その小悪魔めいた、残酷な程艶のある微笑みに、三人は魅了された。

『そう……そんなに私を手に入れたいのね。……いいわ。じゃあこれから示した物を用意出来た方と結婚いたします』

その言葉に桃太郎は慌ててカグヤの袖を掴んだ。

『カ、カグヤっ!何言ってるの!?君は俺の婚約者だろう?』

『そうね……。だから必ずあなたは用意してくれると信じてるわ。でも用意出来なかったら、悲しいけれど私は月に帰ります』

掴まれていない方の袖で目元を押さえ、よよよとわざとらしく泣いて見せたカグヤは、しかし次の瞬間には桃太郎に向かってにこりと笑った。

『だから頑張って下さいましね』

カグヤはそう言って桃太郎から離れ、三人それぞれに用意する物を書いた巻物を渡した。悠然と微笑みながら。そして優雅に口元を扇子で隠し、ホホホと声を上げて笑いながら帰っていった。

それを呆然と見送ったあと、三人は一斉に巻物を開いた。そして一瞬にして固まってしまう。一番早く気付いたのは浦島太郎だ。

『こんなん用意できる訳ねえだろ、カグヤめ!あのアマ、誰とも結婚しねえつもりか?』

『おや?君は諦めるのかな?それなら助かるけど……俺は用意してみせるよ』

『なっ!誰が諦めるっつったよ!用意してやるよ!見てろよ、カグヤ!』

『まあお前に用意出来るとは思えないがな。せいぜい足掻くがいい、浦島太郎』

そう不敵に笑って金太郎は去っていった。




しばらくしてから、カグヤが求めた物を、三人はとりあえず持ってきた。

『はあ?これが人魚の歌が聴こえる珊瑚?あんたバカにしてるの?これ、珊瑚じゃないし、どう聞いてもナルシストなあんたが自分に酔しれながら歌ってるだけじゃない?さっさと帰って!!もう二度と私の前に現れないで!!!』

最初に現れた浦島太郎は、ケチョンケチョンにそう貶され、言い返すこともなくすごすごと帰っていった。

『それは何?どう見ても妖精じゃないわよね?霊魂?はあ……私が求めてるのはそんなモノじゃないわ……もっと純粋で清らかな、とてもキラキラした存在よ。あなた禍々しいから妖精を知らないのね……もういいわ。帰って……』

次に来た金太郎も、呆れ果てたようにそう言われ、何か言いたそうにしながらも一緒に来た動物達に説得され、大人しく帰っていった。

そして最後にやってきたのが桃太郎だ。

桃太郎は大きな一輪の薔薇をカグヤに見せた。まだ開き切っていない見事な赤い薔薇。カグヤが示した物と明らかに違うそれに、カグヤは悲しそうに瞳を伏せた。

『それが妖精が持つ魔法の石だと言うの?バカにしないで』

『残念ながら魔法の石は見つからなかった。君にあげたのが最後だったんだ。ごめんね』

『そう……仕方ないわ』

『だから代わりにこれを持ってきた』

『………………?』

『わからない?これはクイーン・ローザと言われる伝説の薔薇。この花からはプリンセスが眠る石が産まれてくる』

『嘘言わないで。ただの薔薇にしか見えないわ』

『嘘なんてついてないよ。触ってごらん……』

カグヤが触れると、大輪の薔薇が徐々に開いていき、やがて完全に開いた。そしてその中央からピンクの小さな石がこぼれ落ちる。キラキラと輝く石。カグヤはそれを嬉しそうに眺めた。けれど……。

『素敵ね……でも…私が欲しかった物とは違うわ……だから私月に帰りま……』

『帰さないよ、絶対。君を月には絶対に帰さない。それに君との家族割申し込みして、もう契約してきたから。ちなみにもちろん結婚の書類も提出済。もう遅いよ、俺のガグヤ姫』

そう言ってニコリと笑顔を浮かべる桃太郎。ガグヤには背中に黒い羽が見えた。そしてカグヤは腕を掴まれ、屋敷から連れ出されてしまった。

『ちょっ、ちょっと待って!私裸足……』

カグヤが抗議すると、桃太郎は彼女の体を軽々と抱き上げた。所謂お姫様抱っこの体勢である。そして自分の牛車に乗り込むと猛スピードで自分の屋敷まで走らせた。

『早く新しい家族を作って、また家族割申し込もうね』

言われた言葉に戦慄が走る。ガグヤ、いや、キョーコは叫んだ。

「く、黒崎監督ーーーっ!!!おかしくないですか!いくらなんでもこの展開おかしいでしょ!!なんで止めてくれないんですかー――っ!!!」




<後書き>
すみません、すみません。出来心なんです。ほんとすみません。某どころかまるわかりな携帯会社のCMパロです。配役や俳優さんに失礼だ、とかあると思いますがご容赦下さい。乙姫まで出てきたので慌てて仕上げました。
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